ご挨拶

第33回 全日本民医連循環器懇話会 in 鹿児島開催にあたって
現地実行委員長

現地実行委員長
総合病院 鹿児島生協病院 循環器内科
春田 弘昭 Hiroaki Haruta

全国のみなさん、こんにちは。日々の業務に敬意を表します。

今年の全日本民医連循環器懇話会は『民医連らしい心不全管理について改めて考える』というテーマで開催します。まず「なぜ今、心不全管理?」という疑問をお持ちになるかと思いますが、「心不全」という病態は症候群であり、その原因は様々であることは、ご存知の通りですが、心不全は再入院率が高く、患者さんの生活の質(QOL)の低下を来したりすることが大きな問題になっています。心不全の管理には医学的因子以外にも患者さんの生活指導、管理が重要であることは、十分に理解していただいていることと思います。心不全の管理には多職種の方々が介入することで患者さんの再入院のリスクを軽減させることが出来ます。今回、自分たちの医療を見直し改めて多職種で心不全管理についてディスカッションすることによって、今後心不全の増悪により入院する患者さんを一人でも少なくしていくきっかけにしたいと考えています。今回は「民医連らしい」心不全管理とは何か?を全体会で討論していきたいと思います。なかなか難しいテーマかもしれませんが、日頃自分たちが行っている医療に確信を持てたり、また今後の新たな医療展開のヒントになったりするようなものになればいいなと考えています。

今年は熊本・大分を中心に大きな被害をもたらした地震がありました。宮城県を中心とした東北地方のみなさんも、まだまだ大変な毎日を送っておられることと思いますが、今回は災害医療についても特別に企画を設けることにしています。熊本から現地の現状を報告していただき、震災から学んだこと、これからの我々に出来ること、を提言していただく予定です。

以上のような企画を考えているため、時間的な制約もあり今年はPCIライブデモンストレーションは開催しないこととしました。PCIライブデモを楽しみにされていたみなさんには申し訳ありません。ご理解の程をお願いいたします。

そして全体会が終わったら、是非とも鹿児島を満喫していただきたいと思います。いくつかの観光地を案内できるよう準備しております。11月といっても、この時期の鹿児島はまだまだ暖かい(はず)です。鹿児島県は豊かな自然に囲まれ、温泉も豊富です。美味しい「黒」の料理(黒豚、黒牛、黒薩摩鶏、黒酢)や本場の芋焼酎があります。歴史に興味がある方であれば、明治維新に関わった多くの偉人にまつわる名所・史跡巡りもいいでしょう。当日は鹿児島のシンボル、雄大な桜島がみなさんを「ドカーンとおもてなし」してくれるかもしれませんよ。
ここ鹿児島で全国の仲間が集い、交流して、楽しく過ごすことのできる時間になればいいなと思っています。現地実行委員一同、全国のみなさんのお越しを心よりお待ちしております。

この秋は、ぜひ南国鹿児島におじゃったもんせ〜(来てくださいませ〜)




全日本民医連 第33回 循環器懇話会 in 鹿児島

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TEL.099-266-1531 FAX.099-266-1530(担当/黒田・山王)
E-mail junkanki33@kagoshima-min.jp

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